さくらの御菓子、朝倉の銘菓 『帰省』で御座います。

  銘菓 『 帰 省 』について

 

大納言小豆の粒餡に、和三盆や寒梅粉等をまぶし、桜の花の塩漬けを載せております。 ほのかな桜の香りのする大納言小豆の上品な甘さの御菓子に仕上げました。

『帰省』完成には4日間の時が必要です。




一日目は大納言小豆を手作業で
良い所だけ選別し一晩水に漬けます。







 二日目はあくを取りながら
 丁寧に炊き一晩蜜漬けしま
 す。





三日目に大納言小豆を粒を
潰さないように練り上げ丸い
型に流し冷まします。





 四日目は和三盆、寒梅粉、
 金沢落雁粉を季節や温度や
 湿度によって水分を調整し
 合わせたものを餡にまぶしま
 す。







 仕上げにひとつひとつ桜の花
 の塩漬けをのせていきます。








 工房の中に桜の香りが立ちこめます。





 寒梅粉と大納言が馴染むまで
 待ち、御菓子の美しさを損な
 わないように、ひとつひとつ
 丁寧に手で包装致します。










  みなさまのお手元に
  届きますように。





  『 帰 省 』の由来





 

 

このうるはしき天地に 父よ安かれ母も待て

     

学びの業の成る時に  錦飾りて帰るまで

 

福岡県朝倉市三奈木出身で明治、大正時代に詩人や小説家として活躍した 宮崎湖処子作『帰省』の一節です。 宮崎湖処子は1863年9月20日に生まれ、東京専門学校(現早稲田大学)に学び国木田独歩等と共に当時の文学史に足跡を残し、1922年8月9日に没しました。

『帰省』は上京してた時に父が亡くなりましたが政治家を夢見てたのに今の自分の状況を直視すると家族をはじめ親戚知人は暖かく迎えてくれるだろうかとの不安があり帰りませんでした。しかし父の一周忌の時、兄の強い勧めもあり帰省しました。しかし不安と裏腹に人情、美しい自然、湖処子の心に故郷は素晴しい有難いものという心境になり、これがきっかけで『帰省』が刊行されました。「帰省の前に帰省なし、帰省の後に帰省なし」とまで言われ、故郷を賛美する田園文学として絶賛をあびました。

  

ページのトップへ戻る